カテゴリー「文化・芸術」の記事

2008年6月23日 (月)

大三国志展を鑑賞

20080621_1 6月21日(土)、東京富士美術館で開催中の『大三国志展』を鑑賞に八王子に行ってきました。

当日は朝から少し雨模様。「暑くならなそうでよかったよね」と友人と家族を誘っての小旅行です。
行きは家族三人で私が運転して「いざ出発!」rvcar
現地で友人の高梨さん、佐藤秀男さんと合流して、帰りは高梨さんの車で帰宅する予定。なかなかよいプランニングです(^_^)v
自宅を出るのが少し遅くなって週末の渋滞にも重なりcoldsweats011時間40分ほどかかって到着したのが13時前。タイミングよく待ち時間なしで第二駐車場に入れられる。「先に軽く食事でも」と3歳10ケ月の智栄ちゃんを連れて創価大学内を散策。学生食堂でランチを食べようと楽しみに向かったのですが私の前の人までで販売が終了weep気を取り直して大学生協でパンを買ってベンチに座ってゆっくりと食事。雨はあがっていて梢の下で快適な昼食です。

20080621_5これからが今日の目的『大三国志展』の鑑賞です。
途中で佐藤秀男さんと合流。私は3時間余りのゆったりとした鑑賞ができました。うちの奥さんと智栄ちゃんは15時半頃に鑑賞が終了して先に帰宅の途に。結局、高梨さんは来れませんでしたので後半は佐藤秀男さんと一緒に鑑賞しました。

まず感じたこと。出展品が素晴らしい。
国内をはじめ中国各地の美術館等から集められた逸品がずらりと並んでいる。此れだけ多くの美術館等から集められるのも稀なことではないかと思う。今回地震のあった四川省の文物考古研究院などからも出展されており、地震の被害を避けることができたという逸話もうかがった。
年代を追いながら三国志の世界が展開されている様子には、知的欲求の充足と共に新たな興味をかき立てられる。
五丈原の戦いを再現したジオラマはとてもわかりやすい。視覚聴覚に訴えるものがあり企画の多彩さを充分に堪能できる。

こうした明確なテーマを設20080621_4定した展覧会にすることによって、個々の美術品や歴史的価値がある品々が、私達の前に活き活きと生命を吹き込まれてくるような感覚を覚えた。
丁寧に、時代順に展示するだけでも美術館の役割を果たしてはいるだろうが、今回の東京富士美術館による『大三国志展』のような試みは大いに評価されていくだろうと思う。
またこうした試みが『三国志』を単なる古典や文学作品としてみるだけではなく、現在の私達の生活の中で新たな意味ある存在として再認識されるきっかけにもなるのではないだろうか。
事実、私は今回の『大三国志展』をきっかけに吉川英治作『三国志』を読むことにした。ひとつの試みが入口になり、様々な角度で文学や歴史、生活に触れていく。
こうした小さな行為の積み重ねが次代を創っていくのだと感じている。

鑑賞後は散策して建設の始まった創価大学新体育館を見たあと、蛍桜保存会主催の「ホタルの夕べ」に参加。帰りの時間もありホタルをみる時間まではいられなかったですが、在学時代に参加できなかったイベントにも触れることができて感慨深いものがありました。偶然にも、受付をしていた女子学生が同期生の娘さんでした。三国志展の鑑賞中には同窓生3人に会うなど、不思議な縁を感じたひとときでもありました。

【関連リンク】
大三国志展(東京富士美術館)http://www.fujibi.or.jp/exhibition/sangokushi.html
大三国志展ブログhttp://www.fujibi.or.jp/3594blog/
第39回桂冠塾『三国志』http://www.prosecute.jp/keikan/039.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2008年2月12日 (火)

南大門の火災を教訓に

韓国の第一号目の国宝に指定された「南大門(崇礼門)」が放火により焼失した。
70歳の男性が放火の疑いで逮捕、容疑も認めているという。
今回の事件では、初期消火の遅れも指摘されている。
多くの韓国国民にとっても大きな衝撃だと思う。
こうした歴史遺産、特に木造建造物は火災や自然災害にいかに立ち向かうかというのは遺産保全と観光を含む市民への公開という両面を両立させるポイントでもあると思う。
スプリンクラーなどの消火設備が充分であったのか等々、今後に活かす教訓としていきたい。

【関連記事】南大門火災:「国宝第1号」崩壊、放火の可能性も(上) | Chosun Online | 朝鮮日報.

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2008年1月25日 (金)

ウィーン・オペレッタ管弦楽団を鑑賞

20080124_1 1月24日(木)にウィーン・オペレッタ管弦楽団の演奏会を鑑賞した。
東京・池袋の東京芸術劇場で行われたMIN-ONニューイヤーコンサート2008と銘打たれた全国ツアーの一環である。
恥ずかしながら、オペレッタの鑑賞は今回が初めてである。

感想...楽しかった(^_^)v
開演直後の挨拶では、日本語を交えるなど観客への配慮もうれしかった。
演目はなかなかの充実ぶり。ヨハン・シュトラウスⅡ世による作品が半分ほどを占めていた。
次々と演奏され、声楽家による歌や男女カップルによるダンスも素晴らしい。歌の意味がわかると、もっと楽しいんだろうなぁと思いながら、演じる役者のその表情やパンフレットの説明などからも充分楽しむことができた。

第二部の冒頭では世界初演となるワルツ『旭日』が披露された。池田大作博士の80歳の誕生日を祝う祝福の思いを込めて創作されたとのこと。こうした純粋な思いがひとつの作品に凝結されるということも音楽の素晴らしさだと感じた。
最後にみんなで「にっぽん!」と叫ぶ『日本ポルカ』もよかった。事前に練習していたのにも関わらず、ダンスの演技を見とれていて声を出すのがちょっと遅れてしまった(失敗、失敗^^;)。
演奏時間は休憩時間をはさんで1時間半を超え、最後は3回もアンコールに応えてくれた。
ジークフリート・アンドラシェック氏の指揮に合わせて会場の聴衆である私たちが拍手で演奏に参加。パーカッションの音にあわせて観客全員が自然と拍手を始めていた。場内が一体になったのは、管弦楽、クラシック音楽の演奏会では初めての体験だった。
感動した。

多くの人々にもこうした演奏会を体験してもらいたい。
とくに、こうした機会に恵まれない地方在住の方や子供たちに。
音楽がこんなに素晴らしいということを知れば、みんなもっと音楽が好きに、そして心も豊かになるに、違いない。

【関連リンク】
民音(民主音楽協会)
東京芸術劇場

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2007年6月12日 (火)

井の頭の写真家が訴える縦割り行政の矛盾

今日6月12日付の読売新聞の記事に目が止まった。
35面の都民版の記事なので東京以外の読者は読むことができないが、
タイトルは「井の頭公園の芸術家『登録制』行政の矛盾訴え写真展」。

今年1月13日から、都立井の頭公園で作品を展示・販売するアーティストは事前登録が必要となり、登録が認められると土日に限り、その行為が許される「井の頭公園アーツマーケッツ」という制度が始まっている。

記事に取上げられているのは井の頭公園で昨年3月末から自分の作品を展示・販売している写真家の風間健介さんだ。
記事の一部を紹介する。
風間さんは、井の頭公園で作品を売りたいという気持ちで北海道夕張市から転居してきた。
この登録制度ができるまで、毎日、公園で展示販売し一日数千円の売上があがるようになっていた。今回の制度では土日しか販売ができない。事実、売上は7分の2に激減。週7日のうちの2日だからきれいに比例している。土日だから多く売れるということではないようだ。

風間さんは登録制度そのものを批判しているのではない。
同じ井の頭公園内で、平日でもパフォーマンスを披露して収入を得ている芸術家がいるという事実を指摘し、土日だけに限定している登録制の矛盾を訴えている。
平日も活動できるパフォーマーたちは、東京都が許可した『ヘブンアーティスト』。
所管は東京都生活文化スポーツ局。
かたや風間さんたちの登録制度は、東京都建設局の公園管理事務所の管轄だ。

ヘブンアーティストが毎日活動してもOKなのに、なぜ、井の頭公園アーツマーケッツの登録者は土日だけなのか。
それとも、大道芸人なら毎日OKで、写真家や画家は土日だけだと言うのか。

風間さんの訴える行政の矛盾は、当然だ。
東京都は、誠意をもって、対処すべきである。

写真展は公園の風景が中心
会場は武蔵野商工会館(武蔵野市吉祥寺本町1-10-7)
期間は6月13日(水)から20日(水)まで
入場料は無料

《関連リンク》
井の頭恩賜公園(Wikipedia)※アーツマーケッツの説明など
風間健介写真展 「井の頭公園」のお知らせ
風間健介ホームページ

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2007年5月22日 (火)

本当の評価は?『大日本人』

第60回カンヌ国際映画祭が話題だ。
世界3大映画祭のひとつで、無名だった映画がカンヌで評価されて世界的ヒット作になった例はいくつもある。
日本国内での認知度も非常に高い。

今回、日本で注目されているのが北野武監督に並んでダウンタウンの松本人志監督デビュー作の『大日本人』だ。
国内未公開のこの作品がどのような評価を受けているのかは、現地に行けない私たちはマスメディアの報道に頼るしかない。
今回のメディア報道を見ていてどれが真実に近いのか考え込んでしまった。

松ちゃんカンヌで“強烈洗礼”「監督の才能ないのでは」(夕刊フジ)
カンヌで絶賛の声!松本人志監督映画「大日本人」が堂々公開(サンスポ)

上記2件は正反対のニュアンスの評価が報道されている。

同じ場面を伝えているのになぜこうも違う報道になるか?
片方だけの報道を目にしたら疑問もなくそのまま信じてしまうだろう。
マスメディア報道の実態を垣間見る思いがした。

| | コメント (0) | トラックバック (2)
|

2007年5月18日 (金)

邪馬台国論争

今日の読売新聞に、今月13日に早稲田大学国際会議場で行なわれた「邪馬台国の会特別講演会」に関連した記事が載っていた。

そもそも邪馬台国はどこにあったのか?
これが邪馬台国論争の最大の論点である。どのような国家体制であったかとか、文化文明を有していたのかという以前の問題であるが、論争の争点は「畿内説」か「九州説」かの二者対立に集約されている。

20070519_1 記事に付されていた図が目に止まった。
『魏志』倭人伝に記載されている邪馬台国までの方角と距離を図式化したものだ。一里の長さは時代や地域によって大きく異なるので括弧書きで書かれている想定地域は必ずしも正しいと言えないかもしれないが、この記事を執筆した(と思われる)片岡正人氏の文章が気になった。

「朝鮮半島に置かれた帯方郡から邪馬台国への行程は図の通りだが、額面通りに受け取ると邪馬台国は九州のはるか南海上にあったことになってしまう」
だから記述のどこかが間違いなのではないかとして読みかえることで畿内説、九州説とも根拠としているということだ。
私は素人なので詳しくはわからないが、素朴な疑問がわいてきた。

20070519_2 額面通りに受け取ってはいけないのだろうか?
邪馬台国は日本領土内ではなく、南海上の諸島やニュージーランドやオーストラリア、はたまた南アメリカ大陸に存在した古代国家だと考えるほうが無理がないように感じるのだが皆さんはどう思われるだろうか。

紙面では有力2説としているから、2説以外の少数派の意見もあるのだろう。
私のように考えた人もいるのだろうが、きっと有力説以外に一括りされているのかなと思う。
記述された文献を元にするわけだから、その文献のどこが正確で、どこに誤りがあるのかを精査することは非常に重要だ。

日常の行動思考も同様だ。行動を起こすためには意識無意識に関わらず、行動規範が必要だ。何を信じるに足る原理原則とするのか。その根幹部分について、人は意外と無条件に信じ込む傾向があるように思われる。そして一度信じると、論理的矛盾がわかってもその行動原理を変えようとしないように感じる。
保守的傾向とはそのような人間本来の主流の性向なのだろう。
邪馬台国論争は、歴史研究と人間行動の問題の一端を表わしているのかもしれない。

【関連リンク】
木村鷹太郎の邪馬台国=エジプト説
邪馬台国の会
邪馬台国 - Wikipedia

| | コメント (1) | トラックバック (0)
|

2007年4月19日 (木)

国会図書館長に長尾真さん

今年4月1日付で国立国会図書館長に元・京都大学学長の長尾真(ながおまこと)さんが就任した。
慣例改め、元学長の図書館作り
asahi.com:国会図書館に元京大総長の長尾氏 慣例破り起用 - 教育
長尾さん=国立国会図書館に慣例破りで起用される

報道によると同館長職は衆参両院の事務総長経験者が務めるのが慣例で、議会以外からの就任は第14代目の長尾さんが初めてだという。
こんなところにも官僚の天下り構造というか囲い込みがあったのかと驚いたが、長尾さん就任のきっかけが、内定していた谷福丸・前衆院事務総長が事務総長当時の2002~03年度国政調査活動費約1億円が、料亭などで議員らの飲食代に使われていた問題が昨年発覚したことによるというから国会事務方の暗闇は国民に知らされていないことがまだまだあるのではないかと気が滅入ってしまう。

以前は歴史的事実の確認や統計データなどの正確さを必要とする情報を入手するには国会図書館に行くものだと思っていた時代もあった。
しかしWebでの情報収集が日常化した現在では、自分の経験から推察しても国会図書館まで足を運ぶ人はかなり減っているのではないかと思う。

しかしそうは言っても腐っても鯛、枯れても国会図書館である(けなしているのではないのでお間違いなく^^;)。
従来通りの運営では希薄化するのは必然だが、国会図書館の役割はなくなるわけではない。

少し視点を変えてみよう。

情報化、デジタル化が進む現在社会は、活字離れが言われて久しい。
私も読書会(桂冠塾)を主宰しているので痛感するのだが、世界を代表する名著の多くが購入できないのが実情だ。かつて翻訳された海外の著作には絶版になっているものも多い。
書店に並ぶのはコミック(漫画)本、流行の推理小説、おおげさなタイトルが踊る新書本、目先に囚われたビジネス本、そしてゴシップや中傷記事が並ぶ週刊誌の類いばかりだ。書店等が発表する年間ベストセラーの中で、10年20年後の子供たちに読ませたい本がどれだけあるだろうか。
子供たちに「本を読もう」と言いながらも、名作を読む環境はますます悪化していることに憂いている大人たちはどれだけいるのだろうか。
まともに本を読もうと思うと公立図書館で借りるのが一番確実だというのが私の感想だ。しかしそれも充分に書籍が揃っているわけではない。

国立国会図書館の担うべき役割はいくらでも、ある。
全ての出版物を網羅する日本唯一の機関として発展することを民間出身の新館長誕生に大いに期待したい。

《関連リンク》
国立国会図書館 http://www.ndl.go.jp/
私の住む地域の練馬区立図書館 https://www.lib.nerima.tokyo.jp/index.shtml
桂冠塾(読書会) http://www.prosecute.jp/keikan/index.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2007年4月 3日 (火)

ピラミッドは内側から作られた!

古代文明の象徴の一つであるエジプトのピラミッド。
この太古の建造物の謎に新説が発表された。
クフ王のピラミッドの建設にあたって、巨大な石を運び上げるためにピラミッド内部に位置する回廊が設けられて、内側から外に向かって積み上げていったというものだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070401-00000546-reu-int

記事でも紹介されているが、従来定説とされていたのは
(1)ピラミッドの外側にらせん階段を作って運び上げた
(2)土を盛って巨大な直線の傾斜台(スロープ)を作って運び上げた
のいずれかで、NHKなどの番組では(2)を元にCG画像が制作されていた。

しかしいくら巨大な権力を持っていたエジプト王とはいえ、(2)説はあまりにも無駄が多いし、(1)説は重力的にも作業的に困難があるように思えてならなかった。
今回の新説の詳細はわからないが、第一報の印象としては「真実に近い」という気がする。

人類の太古のロマンに夢が広がる。

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

2007年3月19日 (月)

宮沢賢治の故郷を訪ねる

今月3月12日(月)岩手県花巻市を訪問しました。
前日から降り始めた雪が一晩かけて降り積もり、昼間も間断なく降雪と激しい風が続く吹雪の一日。時間の都合もあり、宮沢賢治記念館と賢治の家の2ケ所を見て回りました。

141 宮沢賢治記念館は奇抜なアイデアがあるわけではありませんが、豊富な資料で充実した展示内容。随所に真面目な工夫が施されていました。
館内を「時代・地域・生家」「信仰」「科学」など8つの部門を中心に構成。賢治の人生と思想的背景を辿ることができるようになっています。
賢治が関心の高かった鉱石や化学反応、星のついては小さなブースを設けて、ひとつひとつに映像と音声が流れるようにボタンがついたボックス席が用意されていました。
代表的な童話作品については、音声と投影されたイメージのイラストで紙芝居形式のスライドが見られるようになっています。これらのコーナーだけでも子供から大人まで惹きつけられて楽しく、勉強にもなる内容です。
中央にはプラネタリウムのイメージのドームが作られており、銀河鉄道の夜で登場する星座や星の位置がわかるようになっています。ここも音声でのガイドが組み込まれており、花巻での地平線もわかるようになっています。
そのほかに20分おきに賢治の生涯をまとめたビデオ映像が上映されているほか、特別企画展示室も設けてあります。私が行った日は童話「フランドン農学校の豚」の作品内容がイラストと立体模型を駆使して展示されていました。おもしろかったです。
賢治の思想の大前提には信仰があり、それを外して賢治の人生を語ることはできない。そのことを実感させられる深みのある展示です。
時間が許せば一日ゆっくりみて回りたくなる記念館です。皆さんも是非足を運んでみて下さい。入館料大人350円もとても良心的価格です。

152 その後、「賢治先生の家」と呼ばれている建物を見学しました。ガイドブックでは「賢治の家」と呼び捨てになっていますが、現地に行ってみると案内板には「賢治先生の家」とあります。その場に立ってみて初めて実感しましたが「賢治先生」と呼ぶ気持ちがわかりました。多くの人が同様の体験をしているのではと思います。
記念館からは車で15分ほど。県立花巻農業高等学校の敷地内にあります。
到着した頃には暴風雪の状態に(+_+)車を降りると前を見ることもできません。とりあえず構内に車をとめて歩き始めると後ろから声が...。「大変な天気になっちゃいましたね~」振り返ってみると頭までかっぱをかぶった女性の方。風雪に飛ばされないように私もジャンパーのフードをかぶっているので、お互い両手で顔を抑えながら話を聞くと、この学校の先生でした(*^_^*)
「今日はどんなご用件で?」「宮沢賢治の家を見に来ました」「こんな日に大変ですね~どこから来たんですか」「東京です」「ひぇ~大変な日にきちゃいましたね」「そうですねもうびっくりです(+_+)こちらはよく降るんですね」「今年は全然降らなかったんですよ~積もるほど降ったのは今日が初めてです!」
大変な日に来たもんだと改めて実感しました(^^ゞ
受付で鍵を預かって、先ほどの先生に挨拶をして賢治先生の家に自分だけで向かいました。
ここの説明は...機会があれば是非一度行って実際に感じてみてください。
157 賢治が花巻農学校の教師の職を辞して、羅須地人協会をつくって活動していたときに住んでいた家が移築されたものです。
賢治はここで約2年にわたり農耕自炊の生活を送っています。自ら荒地を開墾し、地域の農民たちに肥料配合の指導を行なうなど自他共の幸福を目指して彼なりの理想郷<イーハトーヴ>を作ろうとしたのではないでしょうか。
しかし志半ばで賢治は病に斃れます。地域の農民達にも最後までとけこむところまでいけなかったという指摘もあります。
経済的にも恵まれた生家での生活を棄ててまで賢治が貫こうとした生き方とはなんだったのでしょうか。激しい吹雪の中ですきま風がびゅんびゅん入ってくる賢治の家で、私の思いはいろいろな方向に広がっていくのを感じました。
賢治が生活した頃もこんな寒さの辛い日が多かったんだろうかと思いながら、晴れた暖かい日に来たのではないことを幸運だったと思いました。
この施設を維持管理するのは本当に大変な苦労があるのだと思います。見学料もとらずに長年管理していただいている花巻農業高等学校の皆様に深く感謝しながら、施設をあとにしました。

【関連リンク】
宮沢賢治記念会 http://www.miyazawa-kenji.com/
花巻農業高等学校 http://www2.iwate-ed.jp/hka-h/
読書会<桂冠塾>『銀河鉄道の夜』 http://www.prosecute.jp/keikan/024.htm

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

2007年1月 8日 (月)

渋沢史料館を訪ねる

20070108 思い立って、渋沢史料館を訪問しました。
今月27日(土)の桂冠塾(読書会)で取り上げる本『雄気堂々』が、渋沢栄一の生涯を書いており、その下調べのためでした。昨日、いつも参加いただいている高塚裕さんに『雄気堂々』のことを伝えると「王子駅近くの飛鳥山公園内に渋沢栄一の記念館があるよ」という話になり「それなら一緒に行ってみましょう」と今日のイベントとなりました。

最寄の交通機関はJR王子駅、都電荒川線の飛鳥山停留所、都バスの飛鳥山停留所、少し離れていますが地下鉄西ヶ原駅など。私たちは池袋駅から都バスを利用しました。

渋沢史料館、青淵文庫、晩香廬が見学できて大人300円。安い(*^_^*)。本館1階では30分おきに栄一の生涯をまとめた資料映像が上映されていてよくまとまっています。2階の展示内容もわかりやすく、直筆の貴重な資料も興味をひきました。
青淵文庫、晩香廬は現在、建物の内部を公開中。ただし土・日・祝日の12時半~15時45分のみで5月6日まで。ゆっくり見て回って係の方から説明もいただいて2時間楽しめました。これで300円は絶対お得です(*^_^*)

明治の黎明期を駆け抜けた偉人・渋沢栄一。その業績は今脚光を浴びつつあります。羅針盤を見失っている現代にあって、栄一の生涯から学ぶものは数多くあるように感じられます。27日(土)の桂冠塾も充実した内容にしたいです。

《リンク》 渋沢史料館

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|