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2009年3月12日 (木)

第30回黎明塾 【事例研究】地域で事業を興す

3月7日(土)に第30回となる黎明塾(経営学習会)を開催しました。
今回は地域で事業を興す優位性と需要について考察しました。

今回の考察でも明らかなように、日本国内での個々の家計規模には2倍を超える格差が存在している。実質的な支払賃金の平均金額にも大きな格差が生まれてきており、サービス業の現場にあっては2倍近い賃金格差になっているのが実情である。

これは起業する立場からみれば、都市部で事務所等を有する負担は地方での負担に比べて2倍になっていることを意味している。企業のプライマリーバランスだけ考えれば、損益分岐点は、圧倒的に地方での企業経営が有利であることを示している。

では、それでも多くの起業家は東京などの大都市圏での開業を目指すのであろうか。
様々な要因が想定されるが、その最大のもののひとつが「消費需要」の都市集中化である。
多少の誤解を覚悟でざっくりと述べてしまえば、現在の起業環境は、
→企業間の過当競争を覚悟で消費需要が集中する都市部で起業するか
→損益分岐点が低い地方で起業するか
という二者間での選択という構図で捉えることができる。

今回のテーマは地方での起業に焦点を当てた。
その主な理由は、私が従来コンサルティングに関わってきた経験から、生命と食の安全、環境問題、人間的な生活の確保、金融政策に絡め取られつつある日本経済からの脱却といった諸問題の解決の方途として、第一次産業を主幹とした地域コミュニティの構築がその突破口となるという気持ちが強いことに由来する。

たしかに私自身は東京都内に暮らし、起業も東京都内で行い、今も都市部での仕事を中心に行っている。この黎明塾の受講者も、地理的、時間的制約で首都圏在住者のみである。従来のテーマや実例も勢い、都市部での企業経営の感覚が主となっていたことも否めない。

そのような中にあって、数年前より都市部近郊での商品開発に携わる機会を得ることもでき、いまだ実現には至っていないが首都圏を離れた農村地域での農業を主幹とした産業振興や自然エネルギー活用のプランニングも手掛けてきた。
私自身の出生は岡山県勝央町。県北山間の少し手前くらいの地域に位置する地方の1万人規模のコミュニティ。元々は農業主体であったが数十年の産業の流れの中で工業団地を開発し、兼業での農業を続ける家庭も多く残る地方である。古くからの友人の多くが製造系企業の製造現場で働き、また地域を支える企業を経営し、個人事業主として建築や販売業に従事し、そして農家として悪戦奮闘しつつ、地域の中核を支える世代になっている。私も生まれ育った故郷の行く末が気になって仕方がない一人でもある。

今回の後半は特に農業経営の実態と改善事例に焦点を当てた。
時間的な制約もあって、充分な考察に踏み込めなかったのが残念である。
また、私の思いも具体的な提言として示したいという気持ちもあるので、農業分野以外の起業も含めて、いま一度このテーマの続編を取り上げたいと思っている。

起業は雇用の創出でもある。
その意味で「どこで」起業するかという判断も重要な経営判断であることをお互いに確認し、持続可能な経営のための企業経営を遂行することを望みたい。

■実施内容についてはこちら↓
 第30回黎明塾実施内容【事例研究】地域で事業を興す-いま持続可能な事業のために-

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受信: 2009年3月12日 (木) 22時14分

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