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2007年10月15日 (月)

エクセルギーハウスのオープンハウスを見学(1)

今月13日(土)に横浜市都筑区のオープンハウスを見学してきました。
月例の黎明塾(経営塾)の一環としてインフォメーションもしましたが参加者は佐藤秀男さんのみというちょっと寂しい人数でしたが(^^ゞ充実した時間を過ごしてきました。

当該住宅の施主様は中村さん、設計はアルキテクタの黒岩哲彦(あきひこ)さん、施工はギャザーホームさん達です。
黒岩さんとはかれこれ6年余りのお付き合いがあり、今回のエクセルギーハウスの話を聞き、楽しみに現地に向かいました。

001 中村さんの建築中の新居は横浜市都筑区の都筑中央公園に隣接する自然環境に恵まれた場所にあります。右の写真は公園内から中村さん宅を写したものです。
予定の時刻を少し過ぎて15時をまわって到着しましたが同じくらいに着いた方もおられてちょっとほっとしました(^^ゞ
当日の参加者は雑誌記者、大学の先生、施工技術者、建築士などなど様々な分野の方々です。
さっそく黒岩さんのナビゲーションで案内が始まりました。

まず玄関を入り屋内の漆喰塗りの壁について話を聞きました。日本伝統の粗塗りの効果の話には皆一様に納得。補修がつきものの建築住宅に長くローコストでしかも快適に暮らすには必要な考えです。また小さな傷なら自分でかっこよく補修できそうです。
続いて狭い居住空間を活かす智慧として「収納スペースには荷物を出し入れする空間が必要」「その空間を廊下に使った」と。大きな収納棚を機能的にかつ美しく配置されていました。
次に来客用寝室を見学。公園側(南向き)1階の好位置ながら公園からの視覚をさえぎる必要もあり、床面から少し高い位置に窓を設置。その分を補うように窓面を天井よりも高く開口しています。デザイン的にも優れた設計です。

次に床下に設置した雨水タンクと加湿機能付エアコンの説明を。床下には2トンのタンクが入っていました。
黒岩さんの設計のコンセプトは家の中の空調は室内の空気を温めたり冷やしたりするのではなく、躯体そのものの温度を年間を通して安定した温度に管理することで、人間自身が寒い時期には暖かく感じ、暑い時期には涼しく感じるというものです。
床下に入っている雨水タンクはその思想を具体化する重要アイテムです。
暑い時期は、タンク内の水温が蓄冷効果を発揮しその温度が家の躯体を通じて床と壁、2階室内天井に伝わり家中を涼しく保ちます。外気からの熱伝導を抑えるために外壁には外断熱材が施工されています。また家を傷める要素のひとつが乾燥ですが雨水がほどよく循環するため適切な湿度にも保たれるという効果もあります。
008_2  外断熱については他の住宅メーカーでも販売トークに使うことが増えてきましたが「では『壁の中はどういうしくみ、構造になっているのですか?』と聞いてみてください。」と話しておられました。まったくそのとおりと同感しました。外から遮るだけで室温を一定に保つ機能が盛り込まれてなければ、今の温暖化の時代には熱中症になるだけです。では住宅メーカーはどうしているのか?結局エアコンでがんがん室内を冷やして熱風を屋外に吐き出してヒートアイランド現象を加速させるだけで、省エネにも地球温暖化防止にも自然を守ることにも、何も貢献することができません。

ところでこの雨水タンクのみで、寒い冬の季節にはどう対応するのでしょう?
雨水タンクは屋上の太陽光電池パネルと接続されており、雨水を暖かくして床と壁、天井暖房の効果を発揮します。床下に加湿機能付エアコンが入っているのは曇雨などで太陽光発電が充分に行なわれない場合の対応でした。太陽の熱エネルギーをそのまま利用する、冬の季節の対応のほうが一般の人には理解しやすいかもしれません(*^_^*)

次にバスルームを見学。
シャワーは雨水を直接利用しています。この雨水は床下に貯めたものではなく屋根の中に設置したタンク(水量1トン)から落としてきています。太陽光に温められた温水はそのまま使える構造です。また太陽パネルで発電した電気で加熱することも構造的に可能とのこと。熱すぎる場合は水道水等で薄めるということで混ぜ合わせるための貯水槽も設置されていました。アイデアとしては、加熱していない雨水と混ぜることで水道水に頼らないという選択もできそうです。

長くなってきたので続きは次のページ
エクセルギーハウスのオープンハウスを見学(2)で(*^_^*)

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