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2007年7月 5日 (木)

仮面ライダー新作 PG-12指定

仮面ライダーシリーズの最新作『仮面ライダー THE NEXT』(10月27日公開)がPG-12指定を受けた。
子供向けヒーローものでは前代未聞という。私もびっくりした。

監督の田崎竜太氏の次のようなコメントがニュース記事に掲載されている。
「真剣に描く場合、ショッカーのバイオレンス性が出てくる。
 そのバイオレンス性を押して、逃げずに描写したらPG-12に踏み込んだ。
 新たな世界が広がるのでは? と思い、恐れずにいった」

確かにR(PG)指定の基準や是非についての議論もあるだろうが、田崎氏のコメントには未来を担う子供たちを思う温かみや思想理念を、全く感じない。
田崎氏は、暴力についてどのように考えているのだろうか?
「真剣に描くとバイオレンス性(暴力性という意味だろう)が出てくる」とはいったいどういう思考なのだろうか。暴力を直裁的に描かないと正義のヒーローが表現できないということだろうか。もしそうであれば、実に貧困な精神性だといわざるを得ない。

私はまもなく3歳になる子供がいるので、子供向けの番組やビデオDVDをみる機会がある。なぜここで出てこないといけないのかと感じる、暴力シーンや戦闘シーンが派手に描かれていることが、実に多い。
その多くは色鮮やかな爆発シーンと効果音と組み合わされて、子供たちは自然と興味が惹きつけられる。
そうした効果のなかで、他人を殴ったり、切りつけたりすることに抵抗感を感じなくなってしまうのではと心配になるのは、私だけでないと思う。

私たちが幼かった頃。
もちろんすでにヒーロー達がいた。
悪者も多く、いた。
しかし、彼らが退治されるシーンは暴力シーンと一緒には極力描かれないことが多かったように思われる。
丘の向こう側で爆死したり、泡のように消えていったり...。
時代劇でもみね打ちを多用するなど、殺人に直結するシーンはできる限り描かない傾向がこれからの時代の要請だと思う。

今後の子供向け作品がどうあるべきか。
議論が活発になることを望みたい。

【関連リンク】
“子供に不適切”な最新版『仮面ライダー』が発表
PG-12とは - はてなダイアリー
映画のレイティングシステム - Wikipedia

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