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2007年5月25日 (金)

ずさんな社会保険庁・年金記録不明が5000万件

社会保険庁の不祥事が次々と明るみに出ている。
該当者が特定できないままの年金保険料納付記録が5000万人分も放置されているという事実だ。あきれて物が言えないというのはこういう時に使う言葉だろう。
この事実が発表されたのは先月4月3日。50日余りたってやっと今日25日の衆議院厚生労働委員会において、年金支給もれに関する救済案が提示された。
救済案の主な内容は
1)不明5000万件のうち疑いが強い2880万件を中心に調査する。
2)現行時効制度での5年を過ぎたものでも補償を行なう。
3)領収書などの証憑がない場合でも新たな確認手続きを検討する。
4)社会保険事務所に相談窓口を設置する。
というものだ。
まずは迅速に救済に着手することを切に要望したい。
「2880万件を中心に」等と言わずに全件解明を目指して一つずつ確実に処理していくべきだ。更に不備な点も出てくると思われる。とにかく迅速さと正確さで誠意をもって解決しなければ感情的になりつつある国民感情に応えることはできなくなる。

それと同時に社会保険庁改革は着実に進めるべきだ。
年金支給漏れ問題が解決しないと社保庁改革法案を審議しないというのは論外だ。常に同時並行で改革を進めることが求められている。

しかし体制を変えることが根本的解決になるわけではない。
社会保険庁という役所を法人化しても、公務員をやめさせて民営化しても、不正をする輩は必ず悪事を繰り返す。「権力の魔性」といわれることがあるが、不正を行なえてしまう立場にいると人は何かのはずみで坂を転げ落ちるように悪事に手を染めてしまう。

必要な改革の柱は2つある。
ひとつは、悪事や怠慢、ミスを発生させないしくみ作りだ。
重複チェックや精度の向上、監視の強化などしくみとして防止するという方法だ。
もうひとつは、目的と使命感の醸成だ。
いま自分が行なっている業務は何のためにやっているのか。誰のためか。どのような成果に繋がる仕事なのか。
その意識を持つ一人一人を育成することがもっとも重要であると私は思う。

反対するだけなら無責任男でもできる。
与党も野党も政争の具にするのではなく、受給の対象となる国民一人一人のために働いてほしい。
自分達の社会だ。
政治家でなくても、まわりがそうでなくても、常に主体的に取り組む自分自身でありたい。

【関連リンク】
厚生・国民年金の加入記録、該当者不明5000万件
年金支給漏れ 救済は「本人任せ」(読売新聞)
年金記録不明5000万件 社保庁に調査義務付け(読売新聞)

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