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2007年3月14日 (水)

どのように理解しろというのか松岡農相事務所費問題

昨日3月13日の参議院予算委員会の集中審議において、事務所費問題を追及する野党議員の質問に対する松岡利勝農林水産大臣の答弁を聞いた。

「年間五百万円かかっている水道光熱費は法律に基づいて処理しているというだけでは国民は納得できないのではないか」という質問に、松岡氏は「法律に則って適切に処理している」「私の判断で公開するわけにはいかない」と答えていた。
加えて安倍総理大臣には「松岡大臣に公表を迫るつもりはないのか」という趣旨の質問があったが安倍氏は「法律に則っているので問題はないと認識している」という答弁だった。
〔関連記事〕
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070313i113.htm
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070314i207.htm
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070313i111.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070309-00000011-gen-ent
↑これはおもしろい(日刊ゲンダイの直撃取材)

私などが多くを語る必要もないだろう。
法律解釈の面や行政実務としては、もちろん落第点だ。
文脈を問う現代国語の試験問題であっても合格点とは言えないだろう。
不備のない法律などない。不正の入り込む余地があれば、疑念を晴らすために法律に定められた以上に透明性を高めるのは人間として当たり前の行為であり、行政立法に携わる人間には、より高い倫理性が求められる。

もちろん、そんなことが一番わかっているのは答弁している松岡氏と安倍氏のご両人だ。わかっていてそんな答弁を繰り返すのは、公開すると都合が悪いか、もっと他に都合の悪いことがあるので国民の意識を事務所費に惹きつけているか、どっちかだろうと俗人は勘ぐるものだ。

安倍氏と松岡氏に贈る言葉。
「李下に冠を正さず」
よい機会だから覚えておくのもよいことだ。

安倍氏の政治手腕には期待したいところだったが、それも叶わないようだ。
いくら政治家の家に育とうとも、会社員として苦労と経験を重ねようとも、帝王学を学んだとしても、人としての透徹した哲学を持たない人物は人のために生きることはできないという典型だろう。
最低限の期待として、「史上最も仕事をしなかった内閣」と言われないように、一つか二つは国民のために結果を出してもらいたい。

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