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2005年2月17日 (木)

京都議定書が発効される

昨日2月16日ついに京都議定書が発効されました。ここで改めて触れておきたいと思います。京都議定書で求められているのは何でしょうか。この日記でも昨年12月21日付で触れたように一言で言えば温室効果ガスの排出抑制です(議定書骨子はこちら)。健全な地球を次の世代に引き渡していくためには温室効果ガスの取り組みだけでは全く事足りません。しかし温室効果ガスの問題さえできないのにそれ以外のことは何を言わんかです。「一丈の堀を越えざる者二丈三丈の堀を越えてんや」との先哲の言葉を引くまでもありません。

そして昨日大変な努力に向けての第一歩が踏み出されました。大切なことは現在の生活や経済活動の根底にあるエネルギー消費を劇的に改革しない限り未来の地球はないという認識を具体的な形に転換していくことです。
とはいっても個人の生活が今日を境に大転換させることは現実としてはできません。代替エネルギーもエネルギーを大幅に削減した生活を送るすべも現時点では個々人の生活の中に充分に用意されているとは言えないからです。しかし大きなエネルギー政策の転換が必要であると共に、できることからはじめることこそ必要不可欠です。こうしたひとつひとつの積み重ねこそが持続可能な未来を作る原動力となるからです。

とりあえずできること
・暖房(夏になったら冷房)の設定温度を1℃抑えよう。
・近くのスーパーに買物に行く際に自動車、バイクを使っている人は自転車か歩くようにしよう。
・通勤に車を使っている人は公共機関への切替が可能かどうか検討しよう。
・冷蔵庫の開閉回数を減らすように努力しよう。
・室内の使わない電灯はこまめに消そう。
・必要以上の夜更かしはやめて朝早く起きて行動しよう。
他にも気づいたことを各人から始めよう。そして自分が気づいたことを回りの友人達に語り共に実践する人の輪を広げていくことが大切です。自分一人だけ幸福というシチュエーションはありえないからです。

昨年のノーベル平和賞受賞者でケニア環境副大臣のワンガリ・マータイさんが京都市で行なわれた「気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)」記念シンポジウムのため来日し基調講演を行ないました。マータイさんがケニアの自然回復のために1977年に一人から始めたグリーンベルト運動はその後約3000万本の植樹運動へと拡大。発展途上の豊かさを追求せざるを得ない社会情勢の中で、後継世代のために環境を守り育てることの意識革命、女性の地位を向上させることに大きな貢献を果たされた偉大な女性です。その活動の一部はドキュメンタリー映画「静かなる革命」で取り上げられ、2002年夏に南アフリカ・ヨハネスブルグで開催された「環境開発サミット」の映画祭でも大きな反響を呼びました。
そのマータイさんが語っています。「小さな一歩でも行動を起こすことが真の意味を生み出すのです」。
またそのグリーンベルト運動の合言葉は含蓄深い。「砂漠化は北から広がってくるのではなく我々の裏庭から始まる」。
まさに私達の家庭の小さな一つ一つの取組みにこそ地球の存亡がかかっているとの自発的意思が求められています。

「自分達さえ不自由なく暮らせればいい」「誰も見てなければ何やっても構わない」「死んだ後のことなんか知ったことか」...
そんなエゴイズムと決別し、京都議定書の発効を契機として七世代先の子孫達にまで地球環境を引き継げるように私達から取組んでいきたいと決意しています。

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